増加傾向にある女性プログラマ

女性活躍推進法という言葉を耳にしたことがある人も多いだろう。
少子高齢化が進んでいる近年、現役世代の数は今後さらに減少傾向になると言われている。
そこで注目されているのが女性であり、女性の活躍を推進することで企業や社会の活性化を図る法律が女性活躍推進法だ。

女性活躍推進法の施行によって、今後IT業界にも女性がどんどん進出してくる可能性が高い。
実際に女性プログラマは増加傾向にあり、2021年時点でITエンジニア全体で女性の占める割合が21.9%となっている。
こうして見ると、まだまだ少ない印象を抱くかもしれない。
だが、2016年では13.1%となっており、たった5年間で8ポイント以上も増加していることがわかる。
プログラマは慢性的に人材不足の状況に陥っていることから、女性プログラマの活躍する余地は十分あるだろう。

女性活躍推進法にプラスして、コロナ禍でリモートワークが進んだことも女性プログラマにとって大きな追い風だ。
女性の働き方でこれまで課題とされてきたのが、出産や育児でどうしても一定期間でも職場を離れなければならないことだ。
しかし、リモートワークがここ数年で急速に普及してきたことで、キャリアの断絶がなくなる可能性が高まっている。
出産や育児期間中でも、空き時間を使ってリモートワークを続けることが可能になったからだ。
特にIT業界はリモートワークに順応しやすい業界なので、女性が注目する可能性は高いと言えるだろう。